【ポケモンSVシングルS7 最終125位、最終レート2009】 マスカーニャ対面

ポケモンSVS7 最終125位、最終レート2009】

初手マスカーニャ対面

 

みなさん初めまして、「くさねこ」と申します。S7お疲れさまでした。

自身2度目のレート2000を達成したため、記念に初めて構築記事を書いてみました。構築記事といっても、S6に93位を取ったしざよさん(@channelzayo)の構築をお借りして戦っていました(ご本人に構築記事掲載の許可をいただいております)。しざよさんには先んじてお礼を申し上げます。

 

参考記事のリンク(S6最終93位 2076 マスカイーユイ)

hassamuchuu.hatenablog.com

 

■構築経緯■

純粋にマスカーニャを使用したかったので、まずは前期(S6)のマスカーニャ入り上位構築記事を読ませていただいた。

先述したしざよさんの記事に、レギュレーションCの災厄ポケモンが暴れまわっている環境について(パオジアンのつらら怯み等)、また無限のテラスタル択についても私が思っていたことが全て言語化されており、そこでマスカーニャを採用する理由について首がもげるほど頷いたため、いったん構築を丸パクリして微調整を行う方針とした。

 

構築をパクった私が構築経緯を下記のように今さら言うのもおこがましいが、

対面性能や初手出し性能が高く、初手に来がちなパオジアンやディンルーに対して不利をとらないマスカーニャ、パオを襷発動まで削ったあと、礫もしくは不意打ち(その他のかげうち)に対して安定して繰り出して相手へ負荷をかけられ、マスカと攻撃相性の良いイーユイ、SV最強ポケモンカイリュー枠かつ浮いている枠であるカイリュー、ノーマル・格闘を透かせて型も豊富でSエナジー上昇にて上からなんでもできてあまり使わない理由が存在しないハバタクカミ、イルカ、ハッサム、アマガやパオジアン、カイリューに強めかつ浮いてるクッション枠かつゴツメで削ってくれる水ロトム、ここまで低速の耐久が高いサイクル系に手を焼くので、上から挑発身代わりバインド技を相手を崩していくディンルーというふうに解釈し、運用を開始した。

 

■個別解説■

 

 

・マスカーニャ@気合いの襷 特性:深緑

テラスタイプ:岩

努力値:A252+、B20、S236

トリックフラワー、はたきおとす、テラバースト、不意打ち

 

相棒枠かつ構築の始動。調整はしざよさんの丸パクリ。

大体のパオジアンを深緑トリックフラワーで確1、相手のマスカーニャをトリックフラワー+深緑トリックフラワーで大体落とす(何度か決まった)、マッパ受けた後に深緑トリックフラワーでガッサを確2圏内(マッパを打たなければトリフラでマスカーニャにしばかれる)、B特化でなければカイリューに叩き→岩テラバでまあまあの確率で落とせるなど、偉いところが多すぎてそのまま採用させていただいた。

Sラインは最速パーモット抜き(これが偉くて1戦拾った)、準速トドロクツキ抜き

 

とにかくこの環境はマスカーニャが有利に打ち合える相手が多く、本来であれば相手が苦手なポケモン(カイリュー、イーユイ、炎テラスしてくるガブなど、ウルガモス)を逆に岩テラスで返り討ちにできる。マスカーニャを上記ポケモンで見ている構築には岩テラスがガン刺さりになり、マスカーニャで残りのポケモンも倒し3タテすることもあった。前期に岩テラスで結果を残された方々の影響で今期はマスカーニャの岩テラス率がトップになっておりバレているだろうとは思っていたが、それでも強力だった。

純粋にチョッキなどの道具を叩いて裏の特殊アタッカーを通す動きも強い。

HP1でも残っていれば深緑トリックフラワーの大幅な削りや不意打ちでの削りも入れられるので、残しておけば仕事ができる。甘えるを急所で貫通するのも偉い。

 

立ち回りを一定にして択を減らすことが今構築原案のコンセプトであり、基本は下記の動きで統一した。

 

・対パオジアン

 トリフラ→お互いHP1になったらイーユイに引く。ロトムが構築に存在し、マスカがスカーフにも見えることから、パオがつららを撃たないで礫やテラスを切ってくることもあり、純粋な怯み3割ゲーよりはかなり不利な確率を下げられた。零度もほとんど飛んで来なかった。

 

・対イーユイ

 岩テラバ一択。みんな突っ込んできた。スカーフ炎技で火傷しなければワンパン。

 

・対ディンルー

 オボンを叩いてからトリフラ連打してテラスタルを確認(そのまま落ちるか倒されるか、引いてくることもあるので臨機応変に)。

 

・対カイリュー

 叩き落とす等にあと投げしてくるカイリューマルスケ削れた後もテラスを切らないことが多いのでカモであるが、初手に出てくるカイリューはちょっと困った。相手の持ち物、テラスタイプに依存するので、かみ合いになりがち。いろいろ試したが、岩テラスを切って突っ込むことが結果的に良くなる可能性が高かったので最後はそれで統一していた。

 

・対キノガッサ

 いればだいたい初手に出てくる。マッパ受けてからの深緑トリフラで確2を取れるので、次のマッパに対してハバタクカミを投げることで大部分が有利を取れた。

 

・対ミミッキュ

 まあまあの頻度で初手この対面になった。ほとんど珠ミミッキュであり、じゃれつくに対して引けないことが多いので、珠を叩いて皮を剝いでから、かげうちに対してイーユイを投げることで安定して処理していた。

 

最終日には麻痺った状態で5連続動いたり、小さくなるを積んだ光の粉持ちへの叩きを決めて勝ったりと本当に自覚のある子だった。圧倒的MVP。本当にありがとう。

 

・イーユイ@こだわりスカーフ 特性:災いのたま

テラスタイプ:ゴースト

努力値:C252+、S252、余りHP

噴煙、悪の波動、オーバーヒート、バークアウト

 

威力の低い半減技(パオやミミッキュの先制技)に受け出してから高火力をぶつけられてマスカーニャとの相性が抜群だった。上から噴煙、悪の波動を撃っているだけで一定の確率で上振れが生じるのは反則級の強さだった。準速採用で自身が当たった全てのイーユイに上を取れ、お互いに引けず悪の波動等を打ち合う時に運勝ちする可能性が存在する。また技は噴煙、悪の波動、オバヒでほぼ完結しており、特化にしてバークアウトを持たせることで、しざよさんの記事にあるように、相手のテツノツツミがHP1のマスカに不意打ち択から身代わりを残してきても身代わりを貫通して破壊できる。ゴーストテラスは神速を透かしてカイリューへの勝率を高められ、格闘技を透かして1ターンを作り出すことで勝てる場面も多く、テラスタイプの変更は考えなかった。ただあまり早くにゴーストテラスを切ってしまうと裏から出てくるパオやミミッキュ等の悪・ゴーストの先制技の一環ができてそれだけで負けるので、最後の詰め筋を考えてテラスタルを使うことが大事だった。

 

・ハバタクカミ@ブーストエナジー 特性:古代活性

テラスタイプ:ノーマル

 

ムーンフォースシャドーボール、甘える、痛み分け

 

配分実数値、調整意図をしざよさん記事より転載

131(4)-54-101(204)-175(156)-156(4)-190(140+)

 

C:ムーンフォースで131-155ハバタクカミを約76%で2発

S:最速テツノツツミ+2、最速以外のミラーに負けないライン

HB:

余り

A204カイリューのこだわり鉢巻き地震を約81%耐え

 

しざよさんの記事でも自慢の配分と書いてあるように、実際に各種方面で過不足なくて非常に使いやすかった。

今期のハバタクカミミラーでもあまり上を取られなかったし、パオジアンだったりディンルーなど物理で押してくる系はごまかしが効くし、汎用性が高い。途中A特化鉢巻きカイリュー地震で破壊されてしまうこともあったが、鉢巻きでないカイリューには安定して攻撃を耐えてくれるし、無効タイプの多さも相まって立ち回りの幅が広かった。

キノガッサ入りには裏に待機させてマッパのタイミングで積極的に投げていっていた。ノーマルテラスでゴースト技を無効にしてミミッキュにワンチャンつかめるのが本当に偉かった。ただし、マスカ+イーユイ+ハバタクカミと投げることも多いので、あまり早いタイミングで雑にノーマルテラスを切ると、残りマッハパンチ押されているだけで試合終了みたいなことも起きたり、カイリューの神速が一貫して終了することもあるので、しっかりと試合展開を見極めてテラスタルをする必要がある。

 

・水ロトムゴツゴツメット 特性:ふゆう

テラスタイプ:鋼

ハイドロポンプイカサマ、ボルトチェンジ、電磁波

 

HB特化、余りD

ゴツメで削って対面操作ができる優秀な性能。見せ合い段階でマスカーニャのスカーフの可能性を匂わせ運負けを減らすことや、ヘイラッシャの選出を抑制できていたように感じる。イルカマン構築には基本投げていた。ハバタクカミが出てくるタイミングで電磁波を撒いてSを奪って後続に繋いだ方が良い気がして最終日前日に入れてみたが、案の定身代わりでカットされるのでいらない変更だったかもしれない。

 

 

・ディンルー@食べ残し 特性:わざわいのうつわ

テラスタイプ:毒

砂地獄、カタストロフィ、挑発、身代わり

 

H212、B40、S252+

 

しざよさんの調整そのまま

HP161n、A212ヘイラッシャのウェーブタックルが身代わり94%耐え

最速にすることでほとんどの耐久系ポケモンの上を取れる。

立ち回りもしざよさんの構築記事、動画を忠実に守ったおかげで、たまに当たる受けループにはこのポケモンのおかげで全勝した。ガチガチの受けループでなくても、挑発で耐久ポケモンの動きを阻害してカタストロフィで雑に削って裏のポケモンを通す動きも強かった。

 

下記リンク、しざよさんのディンルー動画

youtu.be

 

カイリュー@厚底ブーツ 特性:マルチスケイル

テラスタイプ:鋼

神速、地震アイアンヘッド、竜の舞

 

A252、S252+、残りHP

 

最初は原案通り、ノーマルテラスの神速地震アンコール羽休め型を使っていたが、自身の扱いが至らないからか、アンコールが読まれたり、ハバタクカミやテツノツツミにもマルスケが剝がされた状態で上から殴られて突破されたり、甘える痛み分けカミが環境に多く、選出した際に手も足も出ずに負けが重なってしまうことが中盤起きた。

カイリューを強く使うことがここまでのSV環境で勝ち切る秘訣だと考えていたため、最悪マルスケが潰れていてもフェアリー技や氷技へ切り返して反撃でき、ハバタクカミに抜群を取れる鋼テラスを考えた。カミが少し削れている、もしくは一舞できていれば甘えるを受けても鋼テラスアイアンヘッドで吹き飛ばせる。

展開上マスカーニャで初手テラスタルを切ることもあり、テラスタル権が残っていなくてもアイアンヘッドは雑に上振れを狙いながら削ってワンチャンをつかんだりできるので凶悪だった。イーユイの悪の波動を嫌ってフェアリーテラスを切ってくるポケモンに鋼技をぶつける動きもできた。アンコールがなくなることでの弊害も考えられたが、竜舞の全抜き性能が純粋に強く、この構築にほとんどヘイラッシャは出てこない(出てきても押し切れる)ので困らなかった。

SラインはS上昇なしのハバタクカミ(ついでにテツノツツミ、ドラパルト)を1舞で抜けて、ブーストエナジーS上昇(S調整されている非最速)のハバタクカミを2舞でほとんど抜けることを期待した最速、残り火力がほしいのでAぶっぱ。カイリューミラーの打ち合いにも強かった。

相手のディンルーにステロを撒かれることがあり、マルスケはできるだけ取っておきたいので持ち物はブーツとした。

 

■基本選出

だいたいの構築には

・マスカーニャ+イーユイ+ハバタクカミorカイリューorロトム

 

基本はカミかカイリューの通っている方、ミミガッサにはカミ、イルカマンやハッサムにはロトム優先。ほとんど先発はマスカーニャだが、それで明らかに不利を取る構築相手には臨機応変にイーユイ等を出していた。

キョジオーン、モロバレル、チオンジェン入りやサイクルを回してくる構築はディンルーを絡めて嵌めていくか、出さずに対応するかは相手の構築に応じて柔軟に対応。

 

受けループには

・ディンルー+適当。一旦引っ込めても(レッドカードで退場させられても)毒びしを踏まないロトムカイリューをとりあえず連れて行っていた。全勝したが、ちょくちょく受けループにゴチルゼルが入っているのを見かけ、もし初手に投げられていたら即降参するのはこちら側だったかもしれない…

 

■キツいポケモンや並び■

ウルガモス

マスカーニャの岩テラバで奇襲できれば良いが、それ以外でイーユイの悪の波動で複数回怯ませるか。幸い鬼火を持っていなければテラスを切っていないカイリューなら舞えば打ち勝てる(フェアリーテラスなら見てから鋼テラス。マルスケ残ってないとキツい)ので、カイリューをできるだけ選出してウルガモスに合わせるように温存するようにした。カミは起点になってしまうので出さないようにした。

 

・トドロクツキ

あまり数は多くはなかったが、当たる度に苦い顔をしていた。型と取り巻き次第。

 

・アーマーガア+テツノカイナ

構築完成度が高い上手い人のアマガカイナは3匹目も含めると安定して崩すのが難しく頭を抱えていた。

 

■最後に

目標としていたレート2000を達成することができました。今までレート2000を目指しつつも届かない時の方が多かったため、最終2桁は目指さず今回は保存しました。今後はしっかり実力をつけて、最終2桁を目指して恐れず潜れるようになりたいです。

今まで一人でポケモンをしていましたが、ポケモン仲間がほしくてTwitterを始めました。良ければ絡んでいただけたら幸いです。

 

最後に繰り返しになりますが、参考にさせていただいたしざよさんに改めてお礼申し上げます。

 

ここまで閲覧いただき、ありがとうございました。

何か質問、ご意見等ありましたら、Twitter(@kusaneko2549941)までお願いいたします。